MAOTAはトレーサビリティに焦点を当てることを目的としており、私たちはこの糸の旅を最初から追っています。糸選びから染色、編みの強さまで、職人たちと一緒にMAOTAの生地を作ることが出来てとても幸せです。

ゆっくりと季節を超えたワードローブ。職人の技術を重視し、長く着れるを念頭に置いて高品質の衣服をデザイン。生産過程でできる限り環境へダメージを与えないように作られた材料と技術を選択することを目指します。

職人の手により丁寧に時間を掛けて編まれる手編み。サステナビリティ・オブ・クラフツマンシップ（技術をつなぐ）をブランド理念とする私たちにとってとても大事な技術の一つです。高度に発展した機械化の現代に生きる私たちにとってその対局にある人の手で編まれた美しく微細に不揃いな編み地を見る時、均一化しないことこそ価値なのではないかと思わされます。

美濃和紙は岐阜県美濃市の和紙の一種です。和紙は美濃原産の楮から作られています。紙の品質が高いため、提灯、傘、扇子などの伝統工芸品に使用されています。 

私たちはサステナビリティを念頭に置いているので、テキスタイルを作ることから生じる廃棄を減らしたいと思いました。 通常、生地作りにおいて残糸はどうしても出てしまい、残念ながら工場で捨てられてしまいます。それは、生地を増やすための量に達しないか、単に再利用できないためです。 そのとき、最初のコレクションからブランドラベルを（MAOTAのブランドネームをラベルに印刷する代わりに）余った糸からラベルを作りそれを自分たちのブランドラベルとするというアイデアが浮かびました。

衣服を仕上げる最後のステップは、岐阜県にある縫製工場で行われます。パターン、縫製、そして服の仕上げに至るまでの繊細で優れた彼らのスキルは、世界的に高い評判を受けています。私たちは縫製工場までの距離が短く、20年来の関係です。私たちは彼らのサポートに感謝しています。 

MAOTAはトレーサビリティに焦点を当てることを目的としており、私たちはこの糸の旅を最初から追っています。 糸選びから染色、織りの強さまで、職人たちと一緒にMAOTAの生地を作ることができてとても幸せです。  

生地作りから出る余った糸から組紐（くみひも）を作り、紐（パンツやショーツに使用）にすることにしました。 組紐とは、糸を組み上げて作る紐のことです。 残った糸を使い糸を捨てず、岐阜県の組紐工場で生産しています。

色は、多くの絵画、織物、陶器、詩、文学と同じように、生活と文化に深く根付いています。たとえば、色の美しさは、平安時代の女性の知恵と繊細な感性、中世の武士社会に見られるシンプルな強さ、戦国の武将のきらめく色、山清水によって生み出された伝統的な服に反映されています。

季節の移り変わりに美しいハーモニーを生み出す伝統的な和の色。  古くから日本では、さまざまな色を生活に取り入れ、繊細な色の世界を発見し、豊かな色の雰囲気を大事にしてきました。